少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「亜人」終結と雰囲気漫画批判。死ぬほど見たよこの設定とキャラ付け。

本日「亜人」を最終巻まで読み終わったので感想をば。 始めに言っておきますが辛口です。と言うよりこのブログをお読みの方はお判りでしょうが私は普段から何かを手放しでほめることはありません。「ここは良かった、けどここがなぁ」といった感じの感想です…

黒執事坊ちゃんに見る理想の女性性

理想の少年 女性の理想の女性像とは少年である。 黒執事を何年も読んできて近日ふと考えた。 坊ちゃんは現代女性の現実を踏まえた上での女性の理想的な自画像であると。 今回は黒執事の少年像とジェンダーを絡めて論じていく。勿論私の勝手な考察なのでそこ…

救済のBEACON、違和感と共に聞いた。

!注意! まだお聞きでない方は読まないように!あちこちにネタバレのトラップあり。 本日届いた「BEACON」の本聞きの第一印象を書いていく。視聴の感想を書いた時点で第一でもないのだが。 一回目が歌詞を見ずにフルで聞いた印象、二回目が歌詞を見つつ。 …

「わが愛しのホームズ」に見た影絵。

ホームズとワトスンの関係を意図的に読み違えた、あるいは勘ぐったパスティーシュや二次創作は枚挙に暇がないが、重圧で作者が原作を読み込んでおり原作ファンの好奇心を小ネタでくすぐる良作に巡り合うのは大変である。 と一シャーロキアンとして述べておこ…

トラックラグーンにゴースト浮遊せしや?

元P-Modelメンバーの一人、横川タダヒコ氏のアルバムに収録されている「トラック・ラグーン」の考察をしていく。 まず、この曲は調べても成立した詳細な背景や当時のP-Model、横川さん、作詞とナレーションで参加しているヒラサワの状況がわからない。 そも…

ヒラサワと幽霊

ヒラサワ曲にはしばしば「幽霊」というキーワードが出てくる。曲名なら新曲の「幽霊列車」「幽霊船」「幽霊飛行機」。 サイエンスの幽霊はアルバムがもう幽霊だ。 ヒラサワの言う幽霊は=科学の否定したもの、スピリチュアル系と揶揄されるような西洋科学の…

NZのボーイアルト、Richard Bonsall君を聞いてくれ。

Richard Bonsall。 ボーイアルト系少年歌手。 www.youtube.com かなり昔にボーイソプラノ君の種類分け記事を書いたまま放りっぱなしになっておりました。 あのあと少年歌手について主にソリストを調べていくうちに系統で分類するより個人個人に焦点を当てて…

「BEACON」試聴の覚書と歌メロの変性

本日平沢進氏の新アルバム「BEACON」の視聴動画がyoutubeにアップされた。 試聴と本聞きでは感想が異なると思うので今、新鮮な感想を記しておこう。 いつもの通り、初めてヒラサワ曲を聞くと先が全く予想できない五里霧中の感覚を覚える。何度試聴しても先の…