少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

2018-01-01から1年間の記事一覧

米津玄師「vivi」は消えるイマジナリーフレンドを歌ったものか

今回は米津玄師さんの「vivi」を分析していきます。最初に行っておきますが、以下の考察は総て僕が考えたもので本人がそうおっしゃったわけではありません。なんの根拠もないので「お前の妄想だろ?」と言われればその通りです。 この点のご了承をお願いしま…

ホームズって結局童貞なの?ゲイなの?

BBCのSHERLOCKを「シャーロック」、シャーロック・ホームズその人を「ホームズ」、と呼んで話を進めます。ネタバレあり。 子どもの頃からホームズ好きで全巻読破したのですが、映画のホームズの中でも気に入っているのがBBCのSHERLOCK。最近また見返していま…

日本の男女格差は別に男が優位なわけではない

日本の男女格差を端的に表すと、「男も女もそれぞれ別の問題で苦しみ、いがみあっている」です。 どちらも苦しんでいるという点においては平等ですねぇ。 もっと詳しく言いますと、男女とも「男はこうあるべき。」「女はこうあるべき。」に苦しんでいて、ど…

なぜ日本の景観は醜いか

今回は日本の街並みの話です。 はっきり言って、日本の街並みって美しくないですよね。 衛生の話ではありません。衛生面であれば日本の街はかなり綺麗です。パリの駅とかハンバーガーの包み紙があっちこっちに落ちてたりしますから。 でも、ヨーロッパの街並…

人力刀剣乱舞と朗読から人力

utau式の人力をいじり始めておそらく半年?ほど。 主に歌わせているへしろいどと兄者ろいど(髭切)について書こうかと。 この二人、声のタイプが真逆で使えば使う程おもしろいんです。 まず、へしは低音が得意、声質がもともとちょっとざらついている(utau…

VOCALOID声の話 KAITOをどう生かすか

今更なんですが、VOCALOIDの声のタイプの話です。 最近神調教の動画を見つけまして、それが nico.ms 神無月pさんという人の「daze」です。 聞けばわかるんですが恐ろしいほどの調声で、まるで人間のプロシンガーが歌っているよう。この方はvsqxを配布してく…

KAITO V3 本気で調声その1

今までもVOCALOIDの調声はいじることにはいじってたんですが、つい先日vsqxというutauのustにあたるものがあると知り、神調教の調声をDAW上で見てみました。 驚きましたね。 まずノートの分割が細かい。 「コンクリートが」が「こoouんくりitとoが」と打ち込…

宮野真守さん「孤島の鬼」朗読

海王社文庫から出ている声優さんが古典を読むシリーズ。 今回は乱歩です。 乱歩といえば怪奇小説ですが、この孤島の鬼は同性愛要素も入っています。 登場人物は二人。箕浦と諸戸。箕浦のほうが美少年で諸戸の方がこの箕浦に惚れています。そこに不具者製造(…

森田成一さん朗読、高村光太郎

文豪とアルケミストというゲームから文豪たちの詩をそのキャラの声優さんが朗読するmp3がaudiobookにあるのを見つけました。 僕はこのゲームはやっていないのですが、単なる声優さんの朗読として聞きました。 なのでゲームの話はできません。 今回は森田成一…

飯島晶子さん「永訣の朝」朗読

この音源、どこで見つけたか覚えていないんですが朗読の中ではかなりうまいです。 初、女性の朗読を聞きました。 この「永訣の朝」は宮沢賢治の詩なのですが、賢治目線で話が進み、途中に妹トシ子のセリフが入ります。 このトシ子のセリフの読み方が切ないこ…

鈴木達央さん朗読「高瀬舟」感想

声優さんが朗読するCDや音源は世間にいろいろありますが、古典を読んでくれているものはなかなかありません。 しかし、海王社文庫から出ている古典シリーズはたくさんの声優さん(男性のみですが)朗読してくれています。全文じゃないのが残念ですが。 文庫…

実写版「蟲師」はなぜつまらないか

久々にアニメの実写版を見ました。少し古いですが2006年の「蟲師」。オダギリジョーが主演の映画です。 アニメの実写というのはたいていが失敗する、といわれていますが御多分に漏れずこれも「ああ、失敗してんなぁ」って感じの映画でした。以下辛口の批評で…

子連れ専用車で赤ちゃんに優しい国?逆だよ

日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか ハフィントンポストの4年も前の記事ですが、この人の言説が僕には何言ってるのかよくわかりませんでした。 日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか、というタイトルで「赤ちゃんが電車で泣いて白い目で見られるのなら子…

蟲師「雷の袂」に見る親子の形

蟲師は昔から大人向けの作品だと思っていましたが、続や続2になるにつれて世の理不尽とそれに折り合いをつけて必死に生きる人々の現実を描く話が多くなっていくように思えます。 今回は僕が蟲師で最も好きで何度も見たい話、「雷の袂」について。ネタバレあ…

木ノ葉の里の民度は良くも悪くも普通(NARUTO)

NARUTO世界に残された伏線というか、謎というものを二つばかり解き明かしてみようかと。 ・サクラは幻術タイプ ・英雄の息子、ナルトが忌み嫌われている設定 まず、サクラの方からですが、カカシの言った「サクラは幻術タイプ」というのは間違っていないと思…

NARUTO世界と現代国際社会の共通点

暁は彼ら本人の説明によると ・国家の軍備縮小に伴い戦争を請け負う組織を目指す。 ・国家の軍備が縮小され国々が軍事力を失うのを狙い、その後尾獣を暴れさせ世界を征服する。 ですが、これを現代国際社会に置き換えると 国家の軍備縮小に伴いPMC組織が拡大…

アニメにおける少年役の声優は男性か女性か

僕は普段アニメは気に入った作品を繰り返し見るのであんまり新しいアニメに手を出さないです。最近またNARUTOが再熱してきましてニコ動でナルトのラジオを聴いたりしているのですが、どうしても気になることが。別にNARUTOに限らないんですが、 少年役に女性…

NARUTOの世界の子どもに関する社会制度

NARUTOの世界って結構子供に対しても容赦ない世界ですよね。 もちろん忍(兵士)の世界なのでシビアなのは当然なんですが、それもだんだん国の平和と共に緩和している気がします。木ノ葉創設期からBORUTOまで見ていくとよくわかります。 例えば、 ・木ノ葉の里…

NARUTOの世界の気候は春のように温暖か

僕はNARUTOが一番好きな漫画です。それはこれからの人生でも変わらないと自信を持って言えます。これから先、どんな漫画が世に出ようと僕にとってはNARUTOが永遠に一番です。 なぜか? まず、僕は漫画は基本シリアスが好きです。もちろんギャグ要素も入って…

ナルト、母との再会は悲しいシーンでもあった

カカシの悲しみについて書いた記事ではナルトは悲しい過去を背負いつつも前を向くキャラクターとして話を進めていきましたが、ナルトメインのストーリーで間違いなく悲しいのは母、クシナと再会したシーンでしょう。 分かりにくい悲しみです。 ナルトが初め…

NARUTOで最も悲しく切ないキャラクターはイタチではなくカカシである

「イタチじゃないの?一族皆殺しにさせられて里を抜けた犯罪者にならざるを得なかったんだから」 ってみんな思うでしょう? でも、僕はカカシが最も悲しいキャラクターだと思います。 まずはイタチとカカシを比較してみると ・イタチ 元暗部メンバー。一族皆…

AD-LIVE 2016 の昼公演で梶君と賢雄さんの非凡さを知る

ネタバレあります。ご注意を 敬称略で記載している声優さんの名もありますが、ご容赦を。 声優の鈴村健一さんが主宰しているAD-LIVE舞台。 僕はこの舞台の大ファンで2014からずっとDVDで観ているんですが、ほとんどの公演を見て中でも一番好きな回が2016年の…

「人生にムダなことはひとつもない」読了。自分の信仰について考えてみた。

タイトル通りです。 僕はひねったタイトルつけるのが苦手なので。 僕はそもそもこういう明るい前向きな自己啓発本みたいなのは嫌いでして。 「希望を捨てなければ道は開ける!」 みたいな、いや何の証拠があるんだよ、その人がたまたまうまくいっただけじゃ…

田園に死すを観た

久しぶりに映画を観ました。家でね。 映画って観る前は一本集中して観るのが嫌だなぁと思ってなかなか手を出さないんですが、いざ見始めると一気に観るという性格の僕です。 さて、何で「田園に死す」なんて古い映画を今引っ張り出してきたかというと、この…

Boseのquiet control 30 半年使ったレビュー

タイトルまんまです。 実は僕、ガジェットが大好きでして。といっても音楽系のガジェットのみです。 ウォークマンとか、イヤホンとかヘッドホンとか。ゲームは基本オンラインなので。今回は僕が役半年使っているbose のquietcontrol30 をご紹介しようかと。…

バイリンガル教育の失敗にゾッとした

日本のみならずどこの国でも人気なバイリンガル教育。でも、もし失敗したら? 僕は大学の環境上、たくさんの「ハーフ」とよばれる人たちと付き合ってきました。日本とどこかの国のハーフが多かったです。彼らはインターナショナルスクールに通い、バイリンガ…

ボーイソプラノの種類分けとおすすめソロ曲 ①

突然ですがボーイソプラノ、興味ありますか? 僕は大好きです。女性のソプラノとはまた違った魅力があると思うので少々語ってみようかと。 今回語るのは完全に僕の意見です。どこにも学術的根拠やら音楽的な裏付けはありません。「そうそう!」とか「そーな…

Choirboysのパトリックが死んだ

お久しぶりです。こうも更新が滞ると久しぶりに記事を書いたときに生きてたのか、と思われるようですが僕は生きてます。 しかし、僕が昔から好きだったボーイズバンド/聖歌隊、Choirboysに所属していたパトリック君が2017年4月に亡くなったそうです。電車に…