東京Hybrid Phonon
東京も現地で参加したので感想を。
ライブ配信見ながら書くのでかなり散文的になりそう。
1.Dustoid
見事に「叫ばない」でやられたヤツ。
Pの曲はソロより聞きこんでいないので曲の途中までタイトルが思い出せずなんだっけアレ、あのオフィスのヤツってなってた。
ボーカルはあんまりかな。
途中で歌詞が飛んだり声が出なくなって1フレーズ諦めたりとまあ序盤はこんなものでしょう。
途中で腰回りを気にしていたり服の裾を引っ張ったりと大阪1日目のような何か腰回りの機材が不調だったのかもしれない。
ボーカルの不調もそのせい?だと思いたい。
そしてレーザーハープさばきがカッコよい。
キレよくはきはきと機敏な動きで歌以外はまだまだ大丈夫そうだ。
この曲と関係ないけど何度かニアミスの後口ぷく~っとしてるのが見えて、「あこれがみんなXで言ってるやつか」と思った。
不機嫌な時の癖?
それやるとミスったのがばれるんでやめた方がいいような気が。
そしてせっかく背負ったピンクevo使わないという。
2. おやすみDog
なぜかライブ開始まえにスクリーンに「路」と表示されてたけど、これのネタバレ?
「現では越えても夢路では落ちる」の。
確かに歌詞の出し方ボカロのMVっぽいというか、まあ歌詞の表示方法なんて何パターンもあるわけじゃないから似通ちゃうのは仕方ない。
やっとピンクevoの出番です。
ヒラサワがピンクのギターを持つとはやっぱり初期Pじゃん。
そして今回角度によって結構緑のレーザーが見づらい。
角度によってはヒラサワが虚空を演奏している。
神かよ。
3.偉大なる頭脳
わかんないよ。これわかんないって。
現地で聞いたとき最後まで曲名わかんなかった。
「あ、Pで聞いたやつ、なんだっけ、結構古い、あれ、えーと」で最後まで聞いた。
今聞くと「頭の中の頭が~」のお経っぽいところ裏のロボットボイスみたいなのと相まって結構カッコいいんだけど、現地での初聞きの正直な感想としては「ヒラサワが何か叫び出した」。
胸中「?????!?!?!??」って感じに表記するのが一番嘘がない。
初期Pの飛び跳ねるタイプのヒラサワはこんな感じだったのかな。
4. Beacon
この並びでBeacon行くんですか?
ってくらいすげー並び。え、偉大なる頭脳からこんな救済系ヒラサワでいいの?
そして3日間とも声がよい。
この3日間のボーカルの感想としては、ヒラサワは中音あたりは弱ってきてるけど高音はいまだに美しいし低音は進化して艶っぽくなってるってこと。
ヒラサワー!もっと低音で歌ってくれ!
Pとソロと核Pでギター色分けしてるけどさ、本人の中でも曲のイメージと会わない色ってあるんじゃないの。
僕はBeaconは白のイメージなんでどうしても赤いギターってちぐはぐな感じがしてしまう。
5. ロケット
エレアコ抱えて後ろ行く時結構足元気にしてたね。
これエレアコが大きいのか?現地で、前の方の席で見たとき結構ヒラサワが小さめに見えて何となく中学生くらいの少年が「一生懸命ギター抱えてます」って感じに見えた。
後で「白く巨大で」で前に出て来た時も結構小さめに見えたのでヒラサワが小柄ってのは分かってるけど。
そして3日共「寄せて消える波の音に」があんまりいえてないという。
この曲速いもんね。
6. TLの終わり
上の方からピックを投げ捨てるための曲。
MVからずっと思ってるがこの時計の針のようなフリ何なんだろうな。
最小限の動き、つまり円での身体表現とか東洋思想の陰陽とかいろいろ推測してみるが真意は当人しかわからない。
7. 時間等局率漏斗館へようこそ
これ現地でオケ流れ出したとき「来た!」と思った。
大阪2日間ともうまくいってなかったので3度目の正直なるか?
と思いきや初っ端からギターをうっかり持つという、もう不穏。
「一角獣から~」でズレたのを思い出し、心中「がんばれ!」「いけるか?」とドキドキしながらもさすがの実力で乗り切っていた。
歌い間違うこともなく、「同時系」で無事乗り切った時何となくヒラサワのしたり顔を見た気がした。
「どうだ、これが私の実力というものだ」みたいな。
8. 1778-1895
ピンクの照明も相まって非常にいやらし...いやセクシーで艶っぽい曲に仕上がっております。
現地じゃよく見えなかったけど鶴が結構ベースですごいことやってる。
フレットレスベースだったんかい。弾きづらいだろうなぁ。
「ハリケーンインレッドカプセル」とか陰謀論と戯れつつ遊ぶ近年のヒラサワ新スタイル。
僕はこういうヒラサワは好きじゃないけどライブのパフォーマンスとしてだったらいいかな。
でも陰謀論っぽいのをストレートに持ってきちゃうのはあんまり往年のヒラサワっぽくないんだよなー。
「催淫剤」の「さい」がいなくなってしまわれた。
そのセクシーさで「ダーリン!」はずるくない?
9. zombi
この曲のレーザーハープさばきカッコいいよな。
曲調と相まってなんだか軍人、ミリタリーっぽいというか。
無機質、機械っぽいところがロボットやAI、意思なきもののよう。
歌詞があやふやになるわレーザーハープ弾き忘れそうになるわとおおむねいつものヒラサワ。
そして引かなくていいところでうっかり弾きそうに。
おいおい、せっかく完全無欠なロボットっぽくてカッコよかったのにこういうところでお茶目アピールしなくてもいいのよ。
10. Landing
今思ったが今回の衣装、ブラウンコーデじゃなくて初期Pみたいにポップに赤青ピンクでも良かったんじゃね?
現地では靴はちゃんと見えなかったんだけどエナメルっぽいオックスフォードシューズかな。
靴裏は特にソールが凹凸でないやつ。
以外と滑らないよね、そういうまっさらなソール。
ヒラサワの靴裏を見るための曲。
11. 賢者のプロペラ
最初青と見せかけて赤へ。
ここでもうはっきりと「崇めよ我は」を混ぜますよって言ってたのか。
なぜ「崇めよ我は」のフリをこの曲に混ぜたのかはいろいろ考察はあるだろうけど何か深い理由があると見せかけてヒラサワのことだから実はないのかも。
いや、僕が思うに「崇めよ我は」の皮肉を角度を変えて見たら「賢者のプロペラ」の救済になる=オマエタチは物事を指示された角度で見ているうちは皮肉や絶望や苦しみを見ることになるが、別の角度から見たらそれは救済なんだっていういかにもヒラサワらしいメッセージかもなと。
あの指差しは「崇めよ我は」なら「オマエタチ、このボロが出ている悪役を見よ」だけど「賢者のプロペラ」なら「オマエタチ一人一人がよく考えよ」っていう同じフリで全く違うメッセージをはらんでいるのかもな。
「キミを連れていくよ」で指差ししてるのが余計にそう思わせてくる。
12. Human-Le
MCで「ヒューマンリー」だと発覚したこの曲。
歌詞に「ヒト科」とあるせいでまるで人外か神が歌っているような曲だが後ろで会人が悪だくみしているのを見ると余計にそんなイメージが強まる。
「聖なれよ」があんまりにも美しくてずっとリピートしていたい。
そしてやっぱり高音域が美しい。
CDでは「せんげんのーに」と歌っているがライブではちゃんと「せんげんのよに」って言ってる。
「ひーとかぁあの」とかのコブし回しがいいなぁ。
エスニック調の曲なのでそういう歌いわましがよく似合う。
終わるところが分からなくなりがちで歌詞確認しながら歌ってるのはいつものヒラサワ。
13. 暗黒πドゥアイ
ついにやった!ギター持ち間違い。
1日目から絶対やると思ってた。
MVがちょっと安っぽいかな。
「歌交じりで通る~」パートのラジオボイスはアテブリかな。
そしてサビ前の「πドゥアイ!」の叫びで目を見開くの、P時代の動画でさんざん見た。
ああ、やっぱりあの人とこの人は地続きの同じ人なんだな。
「πドゥアイ!」から「瀕死の」に行けるのがスゴイな。
後のLotusとかもそうだけど低音から高音へ一気に上がるのにブレないのはどうなってんの?
14. 白く巨大で
ありとあらゆるタイムラインに鍵をかけつつギターを弾くというめちゃ忙しい演出を入れてしまった曲。
それ絶対忙しい。
「来る悠久の未来はキミ次第」ってこの人に言われちゃあなぁ。
挑戦せざるを得ないじゃん。
15. monster a go go
何度聞いてもソロのイメージがないこの曲。
そして赤のイメージもない。
どっちかというと青っぽいんだよな、この曲。
「声 追いゆけ」のはずなんだけど「恋よ射貫け」にしか聞こえない。
この新歌詞知りたいなぁ。
どう聞いても「こーいー」っていうイ段で伸ばしてるようにしか聞こえない。
16. Lotus
このイントロいいなぁ。
始まり、とか前触れとか何かを予感させる感じが明るい先行きを思わせる。
MVがなんだかチベット仏教の曼荼羅のようなおどろおどろしさだがいったいどうしちゃったんだ。
いや、この曲のイメージ赤じゃなくね?
イントロで地面に白いライトの花咲いてたけど、白だと思う。
ソロだからって無理やり赤でMVつくんなくても良かったんじゃないかな。
声は絶好調。
わりと中音なのに外さないのは得意な曲?歌いなれてる?
「キミまだ~」は低音じゃなく中音のまま。
あれ?もとはここで低音になり、サビでいきなり高音に跳ね上がるんじゃなかったっけ?
その歌い方好きだったんだけどな。
17. another day
このライブのおかげでanother dayがお別れの曲に聞こえてしまう。
この青空のMV、Beaconっぽいな。アルバムの。
今の声で「ちょっと待ってね」とかズルいな。永遠に待っちゃうよ。
another day もイメージ赤じゃないんだけどな。
緑とか青っぽいんだけどな。
僕は現地で「day another day」のところは声だけで叫んで手は双眼鏡持ってました。
フリやると双眼鏡ズレちゃうからね。
そしてはける際に鶴にお先にどうぞしてる時ちょっと笑ってたのか。
これ現地じゃ見えなかったけど配信でばっちり抜かれてますぜ。
MC
最初に「ありがとう」言ってるの珍しい。
初っ端から「えーと何でしたっけ」がさすがヒラサワスタイル。
客の予想なんぞ見事に裏切りまくる。
「やかましい」も「えーじゃない」も言いたかったんだろうな。
前のzconじゃ声出せなかったし。お客とのやりとりできなかったしな。
定番台詞を2個もサービスしてくれるとはやっぱヒラサワは本当の意味でサービス精神旺盛なんだよな。
わかりやすいファンサという名の「媚び」じゃなくて、本当に熱心なファンを大事にしてきたからこそ今があるのがよくわかる。
えっつ???会人の本名ってなあに???
ちょっとヒラサワさん素が出てる。
パレード
現地で真っ先に思ったのが「電気消えないんだ」。
「パレード」は怪しさふんだんの曲なので消した方が雰囲気出た気がする。
そしてまたボーカルが!
ちょっとずれたの聞いて「時間等局率漏斗館へようこそ」でズレたの思い出した。
うわー低音いいなぁ。
「いわく幸せと知れ」のところの低音が美しい。
艶やかでもはや人外のような、何か大いなるものを知るような存在の低音。
お、何気に「SSRI」が言えている。
結構ライブでは「エスエスアールアイ」がちゃんといえてないこと多かったので珍しや。
中井さんのMVが若干ギプノーザみがある。
中井さんの中ではパレードってこんなイメージ?
僕は「色とりどりで鮮やか」のイメージ。
今監督のせいでもあるが。
そして終わり方よ。
ブツ切るように終わるのが何だか死を想起させるようで恐ろしい。
え?これでHybrid Phononの〆なの?