少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

森田成一さん朗読、高村光太郎

文豪とアルケミストというゲームから文豪たちの詩をそのキャラの声優さんが朗読するmp3がaudiobookにあるのを見つけました。

 

僕はこのゲームはやっていないのですが、単なる声優さんの朗読として聞きました。

なのでゲームの話はできません。

 

今回は森田成一さんの高村光太郎の詩の朗読の話。

森田さんといえばブリーチの一護やタイバニのバーナビー、BASARAの前田慶次など。

バーナビーを除くと、この人は熱血タイプ「うぉぉぉぉらぁ!」って感じの少年漫画タイプのキャラの人だと思っていたのでどう朗読するのか気になっていたのですが、なんというか一護と同じ人には聞こえません。

 

地声とも違う、低音で囁く読み方。寝物語にぴったりです。

最初クレジットが間違っているのではないかと思ったほど別人に聞えます。

 

おすすめは「花のひらくやうに」。疲れた時に聞くとすべて放り出して眠りたくなります。

また、最も感情をこめて読んでいるのが「ぼろぼろな駝鳥」

動物園に閉じ込められた駝鳥を憐れんで怒っている詩なのですが、読み方がかなり怖いです。

一瞬静かに読んだり、「これはもう」で感情が高ぶって一瞬止まる読み方、「人間よ、もうよせ」でかすれる読み方。

 

たった1分9秒の中にこれだけの技が詰まっています。

ちょっと一護のがなるような声が混じっているような気がしますが、一護とはやっぱり違いますね。

バーナビーが歳をとって壮年になったらこんなダンディな低音になるかも。