少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

日本の男女格差は別に男が優位なわけではない

日本の男女格差を端的に表すと、「男も女もそれぞれ別の問題で苦しみ、いがみあっている」です。

どちらも苦しんでいるという点においては平等ですねぇ。

もっと詳しく言いますと、男女とも「男はこうあるべき。」「女はこうあるべき。」に苦しんでいて、どちらもが「俺の方が、私の方が苦しいんだ!」と喧嘩している状態ということです。

 

例えば男の場合経済力です。やっぱり男は経済力がないと結婚しづらい。見た目が悪くても金があれば結婚できますが、金がなかったり主夫になったりすると苦しい立場に立たされます。

女の場合は見ためと年齢です。「結婚適齢期」なんて言葉がある様に、結婚するにはある程度の年齢でしておかなければならないという思想があります。

確かに子供を産みたいならある年齢までに結婚、妊娠する必要があるという考えは正しいですが、子どもを持たない場合、結婚に適齢期なんてあるわけないじゃないですか。

しかし、日本で子どもを産まない女はまだマイノリティですし、子供産めプレッシャーはこれからどんどん強くなるでしょうね、少子化で。

見た目に関しては、女だったら化粧をしてちゃんと着飾って当たり前という思想があります。女芸人が自分のブサイクをネタにして笑いが取れるのも「女は見た目が良くて当たり前」という概念があるからこそだと思います。

 

それと、女は若い子でも「男にサービスしてもらって当たり前」という考えを持っている人が多いです。

「男に守ってもらって当たり前。夜道が暗くて怖いので男に迎えに来てもらった(ほぼ初対面。ただの近所の人。)」

とか、

「女なんだから男におごってもらえばいいじゃーん。買い物袋とか持ってもらってあたりまえでしょー。」

とのたまった馬鹿を僕は二人ほど知っています。開いた口が塞がらないとはこのことかと。

これじゃあ結婚したくない男が増えてもしょうがないなと思いますね。

もちろん、夜道が怖いとか荷物が重くて持てないなんてことはあるでしょう。僕も元女なのでこの状況はよくわかります。

でもさ、迎えに来てもらったり荷物もってもらったりしたんならちゃんとお礼するのが当然だよね。なんで当たり前だと思ってるの?奴隷じゃあるまいし。

 

別に女を庇うわけじゃないんですが、これは日本の文化にも問題があると感じますね。

日本でサービスはタダです。正確にはタダじゃないんですが、タダだと思われています。スマイルは0円だし。レジの袋詰めは綺麗で速くて当たり前。

だから男が女にサービス(夜道を迎えに行くとか荷物を持つとか)もタダで当たり前。

 

今回は男女格差の問題でしたが、日本で今起きている問題(スパイト行動とか貧者の貧者叩きとか)は根本を突き詰めていくと日本の構造問題だと思います。

だから容易には解決しないでしょう。

劇薬として移民を入れるのも一つの手だと思います。最初は社会が大混乱してツイッターでは不満の嵐が吹き荒れるでしょう。(スーパーのレジが座っているだの愛想が悪いだの)

しかし、完璧を求める、完璧で当たり前という日本の構造を壊すにはこれしかないと思います。

僕は完璧で当たり前という思想は自分の首をも絞めていることにいつか多くの人が気付き、完璧を求めないという実践ができる未来を望みます。