少年敗走記

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感情的な「身内」にどう対応するか

お久しぶりです。しばらく更新しないうちにたくさんのコメントがついており、ありがたいことです。ありがとうございます。すべてに返信することはできないのですがコメントはすべて読ませていただいております。

様々な意見をいただきましたがどのような意見にしろ、たとえ反論の意見であったとしてもきちんと読む私のことを考慮してコメントしている方が多くなかなか大人な方々がこのブログを読んでくださっているようです。

さて、今回の論題はこんな大人の方々とは正反対の「感情的な『身内』にどう対処するか」です。ネットでは感情的な人にどう対処するかが書かれた記事はいくつか読みましたが相手が距離を置ける上司や同僚、仕事仲間であることがほとんどでした。身内の場合はまた対処が違ってきますし不可能な方法もあります。

 

僕が今回この記事を書いたのは僕の母が感情的に動く人間であり、僕は子供のころからそれに振り回されたからです。

例えばこんなことがありました。台所にスマホを置きました。ずっと置きっぱなしではなくコーヒーを入れる間のわずかな時間だったのですが母のマイルールに違反したらしく怒り出しました。

母「こんなところに置いて!!落としたらどうするの!!!」(発言全てにビックリマークがつきます(笑))

僕「いやすぐにどかすし、たとえ落としてもそれは僕の責任だから」

母「はぁ!?何言ってんの!!!落としたら修理にお金かかるでしょ!!!」

僕「あなたに払えとは言ってないし、さっきも言ったようにたとえ落としてもそれはそこに置いた僕の責任であってあなたを責めたりはしない」

母「は!?お金ありあまってるのかしらね!!あんたおかしいんじゃないの!?そんなんでやってけるのかしらね!?」

僕「母さんそれ相手が友達であってもそう言うの?」←カウンセラーさんに教わった方法

母「言うわよ!」←(嘘だろ)

続く.........

とまあ話は平行線へ。あんたおかしいんじゃないのはこっちのセリフですがそれは言わないことにしました。このケンカ?はほぼこのままのセリフです。僕のセリフが少々不自然ですが僕は相手にのまれて感情的になるまいと自分を抑えていたのでこういう冷静な話し方を心がけました。

といってもまだ相手に影響されて口論の後にイラついてしまったので方便品を唱えて落ち着いてみました。(仏教オタクなもので)

 

この後感情的な人間の対処法を調べてみたので今までの経験(母への対応法)からわかったこと、これから試してみようと思っていることを書いてみようと思います。

その前にこの会話から感情的な人間の思考回路が少し見えたので整理してみようと思います。すべての感情的な人間に当てはまるかどうかはわかりませんが役には立つかと思います。

まず上の母のセリフからわかるのは「論理が一貫していない」「抽象的なセリフが多い」です。

僕のセリフは「あなたに責任はない(から口出しするな)」という主張を何度もしています。つまり僕の主張は一貫していると思いますが母の主張は一言目、二言目、そのあとの主張が全く一貫していません。

スマホが落ちることに怒り、修理に金がかかることにキレ、「そんなんでやっていけるのか」という僕の人生?への口出しetc...、とどんどん話があっちへこっちへ。

 

これはまさし感情で動いているから。次から次へと心に沸き起こってくる不愉快をそのままぶつけているだけ。会話はここに書いただけではなくまだしばらく続いたのですが、面白いことに僕が「スマホが落ちてもあなたを責めはしない」と同じことを何度も言っていたのに対し、それに対する母のセリフがすべて違ったのです。上に書いたように話題があっちへこっちへ飛躍します。これだけでもう論理が通っていないことがよくわかると思います。つまり僕の主張が「AはBであるからCだ。」という

A→B→Cという川のような流れがあるのに対し、

母はA!!! B!!! C!!!!

という島から島へ飛び移るような流れのない意見の断片であるわけです。

 

次に「抽象的なセリフが多い」。

「そんなんでやってけるのかしらね」「あんたおかしいんじゃないの」。

このあたりのセリフはまさに日本語らしい何を言いたいのかよくわからない言葉です。「そんなんでやってけるのかしらね」は僕は英語にできないセリフ(つまり曖昧)だと思います。

ちなみに、そんなんでやってけるのかしらね、というのは「母である私への態度がそのように無礼であるならば社会での対人関係もそのように失礼なものであるのだろう。もしそのように無礼な態度を社会でとっているのならばあんたの人間関係は破たんするぞ」であると僕は解釈しました。

あんたおかしいんじゃないの、は「私の意見は正しい。その正しい意見を受け入れないあんたは頭がおかしい」であると思います。

 

「あんたおかしいんじゃないの」は明らかに捨てゼリフだったので無視しましたが「そんなんでやってけるのかしらね」に対し僕は「いや社会での対人関係はあなたへの対応とは違う」と反論しました。火に油注いだだけでしたが。

 

ちなみに僕のセリフ「それ相手が友達であってもそう言うの?」というのは相手が論理的な人間であるからこそ通じるセリフであり感情的な人間を諭すのには使えないようです。いい研究結果になりました。

 

で、ここから対処法を述べてみようと思います。対処法に関しては僕もまだ試行錯誤中なのでうまくいった方法、いかなかった方法、これから試してみようと思っているものなどいろいろあります。

1.聞き流すこと

感情的な人間は論理が通っていないので僕らはそういう人間の意見を「それはおかしい」と思ってしまうことも多いと思います。特に相手が身内であれば、特に親であれば「わかってほしい」「わかってくれるだろう」と期待してつい聞き流せず口を出してしまうこともあると思います。しかし、相手が親だろうが分かり合えない部分は分かり合えません。残念なことですが親の愛は無償の愛ではなくましてや子供をありのままに受け止めることではないと僕は感じます。むしろ自分の子だからこそ友達や他人には言わない残酷なことも平気で言えてしまいます。だから聞き流すというのは相手が他人である場合より難しいのですが聞き流すよりほかはないと思います。

 

2.正論で対処しないこと

「何でだ!」と思うかもしれませんが感情的な人間に正論でぶつかってはいけません。今回僕がやってしまった失敗はこれでした。「スマホが落ちて壊れてもあなたに責任はない」というのは正論ですが、ぶっちゃけ感情的な人間は相手の意見なんか聞いちゃいません。相手の意見のイラッとした部分だけをとらえてギャーギャー騒ぐだけです。正論で対処するというのは「相手が理解してくれる」と期待することですが感情的な人間は相手の意見は聞いていないので理解もヘチマもありません。

相手が身内であればあるほど理解してもらうことを期待してしまいますが感情的な人間に自分の意見を理解してもらうことを求めるのはやめたほうがいいと僕は思います。かつ、どんなに正論で対応しても感情的な人間は絶対に自分に非を認めません。恨みを買うだけです。親であるならなおさら自分の子には謝らないでしょう。

 

3.相手を3歳児だと思うこと

「泣く子と地頭には勝てない」と言われるように道理の通じない相手には勝てません。なので相手が親でも3歳児だと思いましょう。さっきの聞き流す方法にも通じますが相手を親や身内だと思わずに「お菓子を買ってもらえない小さい子」だと思ってください。最初はそうは思えないと思いますが無理にでもそう信じ込むのです。「相手の中には幼児の人格がいてその子が騒いでいるんだ」みたいなストーリーをつくってもいいです。相手を見下すことにもなるので性格は悪いですがちょっとスッとします。

 

4.冷静に対処すること、こっちも感情的にならないこと

これは言わずもがなだと思いますがこっちも感情的になるともはや水掛け論ですし、はたから見れば同じレベルに見えてしまいます。はっきり言いますが、感情的に動く人間はバカです。せっかくこんなブログを読んで(書いて)僕らは感情的に動く人間に対処しようとしているのですから教養ある大人として感情的に動くバカと同じレベルに堕ちることはありません。

 

5.理解を示すこと(うわべだけでいい)

4の冷静に対処するができてからの話になりますが、上っ面だけでいいので相手をちょっとだけ肯定しておきます。全部肯定すると相手が調子に乗るのでほどほどに。人間は怒っている時、悲しんでいる時、落ち込んでいる時などマイナスの感情にとらわれている時は正論は役に立ちません。役に立たないどころか相手の症状を悪化させます。カウンセリングもまずは患者さんを肯定することから始まります。だから相手を肯定してあげる。「うんそうだね」「こっちもここは悪かったね」と言ってみる。あんまり「こっちが悪かった」というと相手は鬼の首を取ったように威張りだすので少しだけです。ここは忘れないでください。別に心から肯定しなくていいです。

例えばさっきのスマホを台所に置いた件の口論だって僕が「ああごめん」と言いさえすれば別にそれで終わった話だったなと今は思います。本当に悪いと思っていませんがただ「ご」と「め」と「ん」を発音すればよかっただけです。

別に自分が悪くなくても謝ったという事実はイコールあなたが悪いことにはなりませんし、言い負かされたことにもなりません。3歳児と本気でケンカする大人はいないでしょ?こっちが悪くなくても適当に謝っておくでしょ?そういうことです。感情的に動く人間はバカですがプライドは高いので相手が謝ったという事実でいささか機嫌が良くなることもあります。

 

ここからは調べてみたけれど身内相手には使えない方法です

・一対一にならない

これは相手が他人だから使える方法です。いくら感情的な人間に複数で対応したとしてもその複数が自分以外全員他人では仕方がありません。僕の場合のように母vs子の口論が始まった場合他人は口を出さないでしょう。それとその複数が全員家族でもやはり意味はないと思います。先にも述べたように家族というのはどうしても論理より感情で動くのでよけい話がこじれるだけだと思います。同様に家族のほかのメンバーに助けを求めるのもあまり期待できないと思います。母と子だったらたぶん母のほうに味方するメンバーが多いでしょう。日本では子供は親のモノですし。

 

・距離を置く

これも無理です。自分がまだ子供ならますます無理でしょう。それに家を出ることで物理的な距離は置けても今はスマホでいくらでも連絡は取れます。LINEなんかでは居留守も使えませんし。ブロックすることで余計相手を怒らせるでしょう。物理的な距離を置くことで少しは楽になりますが身内(特に親)の影響はどこまでもつきまといます。僕なんか階段を上る足音でいまだにビクッとします。そういう意味では心理的な距離は置けないものです。

 

最後に。

感情的な身内に上のような方法で対応することは一見折れているように見えると思います。「結局言い負かされてない?」って。しかし、僕はたとえ相手に「あなたは間違っている」と正面から言わなくても心の中で自分は間違っていないと思えていれば負けたことにはならないと思います。むしろ正面から正論で対応することで火に油を注ぐくらいだったら適当にあしらったほうがよっぽど大人です。感情的な人間に対応することはただでさえ腹が立つことですがそれが身内となればなおさらです。

しかし考えようによってはチャンスだとも僕は思います。つまり身内という遠慮のない相手に何をされても冷静に対処できるようになればこれから先どんな相手にでも冷静に対処できるようになるかもしれない、ということです。

僕はそうでした。僕は人生で一番我慢した人間は母なのですが、社会に出てからは「何と社会とは甘いものか」と感じました。どんなひどい人間であっても母よりひどいことをされたことはなかったからです。何より社会人は絶対に手はあげません。母相手なら誰にも助けてもらえないこと、誰とも共感できないことでも相手が上司や先輩なら「イジメ」として訴えることもできますしほかのいじめられている人とつらさを分け合うことができると思います。僕は母相手にずっと一人で耐えてきたのでぶっちゃけ社会に出てからは楽でした。

つまり感情的な身内に対して「これはチャンスだ」と発想を転換できれば(それがたとえ妄想や逃げであっても)もうそれだけで僕らはその身内に勝っているのです。

だから別に正論で言い負かさなくてもいいじゃないですか。

 

オマケ

以下は僕がこれからやってみようと思っている方法です

・質問してみる

相手の支離滅裂な意見に対し「それって~ということ?」とこっちがまとめてみる。このまとめは別に正しくなくてもいいです。どうせ相手は「そうだ。」とは言いません。必ず「違う!!!!!」とわめきます。そうしたらすかさず「じゃあどういうこと?」と向こうに要約させる。「結局何が言いたいの?」「要約してくれる?」と言ってみる。

この方法を試してみようと思っているのですが懸念が一つ。

この方法は相手に論理的に説明させようとしているのですが感情的な人間が論理で説明しようと思ってくれるかどうかが分かりません。むしろ「ケンカ売られた」「ケチ付けられた」と思い込んで怒りに拍車がかかる可能性があります。特に「結局何が言いたいの?」はアクセントによってはケンカ腰に聞こえるかな、と。

または「じゃあ~すればいい?」と意見を提案してみる方法も考え付いたのですが感情的な人間は(特に僕の母は)100%自分の思い通りにならないとキレる人間なので僕の母相手には使えないかなと感じます。

 

もしこのブログを読んでくださった方でこういう方法があるよ、僕がこれから試してみようと思っている方法をすでに試してこうだったというデータをお持ちの方はコメントしてくださるとありがたいです。

お互い大変な身内をもった身ですが身内だからといって好きになる必無条件に従う必要もないのでただの研究対象として見ておけばいいと思います。

それでは。お互い頑張って生き延びましょう。