少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

飯島晶子さん「永訣の朝」朗読

この音源、どこで見つけたか覚えていないんですが朗読の中ではかなりうまいです。

初、女性の朗読を聞きました。

この「永訣の朝」は宮沢賢治の詩なのですが、賢治目線で話が進み、途中に妹トシ子のセリフが入ります。

このトシ子のセリフの読み方が切ないこと・・・

トシ子は岩手の方言で「あめゆじゅ、とてちて、けんじゃ・・・(雨雪とってきて、賢治)」と病に苦しみながら絞り出すように言うのですが、その力のない言い方、「けんじゃ・・・」のかすれ具合が本当に死に行くトシ子のようです。

バックの音楽も切なさを加えていていい演出です。