少年敗走記

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子連れ専用車で赤ちゃんに優しい国?逆だよ

日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか

 

ハフィントンポストの4年も前の記事ですが、この人の言説が僕には何言ってるのかよくわかりませんでした。

 

日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか、というタイトルで「赤ちゃんが電車で泣いて白い目で見られるのなら子連れ専用車をつくろう」という意見なんですが。

それってますます赤ちゃんに厳しい国になるよね。

 

僕は今の日本の問題は様々なバックグラウンドを持った人が分断されてお互いをよく知らないこと、だと思ってます。

例えば、障碍者施設が襲撃された犯人の「障害者なんていなくなればいい」という供述もまさに障害者のことを知らない勝手な意見じゃないでしょうか。

彼は障碍者施設で働いていたらしいですが入居者とじっくり話をしたことがあったのかどうか。

 

子連れ専用車をもしつくると以下のような問題が出てくると思います。

・慌てて乗った車両が普通車両でそこで赤ん坊が泣きだした場合今よりもっと白い目で見られる。

→人々がますます赤ちゃんと接する機会がなく、慣れないから。

 

・赤ちゃんを他の車両に「隔離」する政策が通った場合、今度は他のマイノリティを排除せよという意見が出てくる。

例えば「車いすは邪魔だから専用車両に」「車内で叫ぶ障害者を専用車両に」「臭い奴は電車に乗るな!」とかね。

 

電車内で赤ちゃんが泣いてうるさいから隔離しろ、というのはたかが電車の問題じゃないんです。

社会からマイノリティを排除して「健全でまっとうな健常者」しか生きてはならない国をつくることに近づいていくと僕は思います。

 

これでは赤ちゃんに優しい国、どころか全てのマイノリティに厳しい国の出来上がりです。

 

確かに子連れへの冷たい目を避けるために専用車を作るというのは一時的にはいい方法かもしれません。

しかし、一度この手をつかってしまうと国全体が子連れに慣れることができず結果として赤ちゃんに厳しい国になってしまうのです。

 

だから僕は子連れ専用車はつくらないほうがいいと思います。

その代わり、嫌な目にあったお母さん、お父さんは声を上げるのです。ツイッターでもブログでもなんでもいいですから。

確かに劇的に状況は変化しないし、嫌な目にあった人たちが報われるときは彼らが生きている間にはこないかもしれません。

でも自分たちの子が子育てする番になり「あのとき親世代が闘ってくれたから私たちは暖かな社会で子育てができる」と言ってもらえたら、最高じゃないですか?