少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

Choirboysのパトリックが死んだ

お久しぶりです。こうも更新が滞ると久しぶりに記事を書いたときに生きてたのか、と思われるようですが僕は生きてます。

 

しかし、僕が昔から好きだったボーイズバンド/聖歌隊、Choirboysに所属していたパトリック君が2017年4月に亡くなったそうです。電車にとびこんでの自殺でした。

 

www.dailymail.co.uk

 上の記事を僕なりに簡単にまとめると、統合失調症に苦しんでいたパトリックは精神病院を出た2日後に電車に飛び込み自殺。電車は緊急停止をしたが間に合わなかった。外出許可がでた2日後だったそうです。享年23歳。

 

まさか、今日初めてこの記事をみつけてびっくりしました。日本語では全くニュースになってないんですね。

 

僕が彼を知ったのは14の時。youtubeのこの動画でした。初めてボーイソプラノという存在を知った動画です。

youtu.be

 

エリック・クラプトンのtears in heavenのカバーです。ここでは緊張でかなり音外してるんですが、CDの方では美しく響くソプラノが聞けます。かなり歌唱力の高い、優しいソプラノです。

 

英国のボーイソプラノといえばBoys Air Choirのような大人っぽい硬質なソプラノとLiberaのような子供らしいかわいいソプラノに分かれますが、パトリックは後者です。後2人(ベンとCJ)は前者かな。ベンとCJとは全く声質が違うので初聞きでも一発で聞き分けられます。僕はこれより美しいボーイソプラノを聴いたことがありません。

 

日米英と数々のグループ(Boys Air Choir, Libera, King's college choir, The American Boy choirなど)と数多のボーイトレブル(ソリストのこと)を聴いてきたにも関わらず、人生で初めて聞いたパトリックのボーイソプラノが僕にとっては世界一美しいソプラノです。 

 

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 アマゾンのリンク貼っておきます。

パトリックがソロをとってるのは2曲目のtears in heavenと9曲目のThe Lord is My Shepherd、11曲目のCorpus Christi Carolです。そのうちtears in heavenだけが最初から最後まで彼一人の完全ソロです。

 

このアルバムが僕が初めて買ったボーイソプラノのCDでして、ここから数々のボーイソプラノグループ、トレブルに出会いました。

 

ちなみにパトリックとは関係ないですが最後16曲目のMiserereはボーイソプラノの登竜門といわれていて、ここの高音を美しく聞かせられるかどうかでその少年の歌唱力がわかるそうです。

youtubeにもMiserereはかなりアップされていますがこのアルバムのMiserereはボーイソプラノファンの間ではかなり評価が高いです。そこの高音のソロはパトリックじゃないんですけどね。

このアルバムはボーイソプラノファンなら一度は聴いて頂きたい!もう永遠にパトリックの歌声は聞けないのですから・・・

声変わり後の歌声も聞いてみたかった・・・

さようなら、パトリック。

僕にボーイソプラノの魅力を教えてくれたのは君のtears in heavenでした。

R.I.P

 

Choirboysにはクリスマスのアルバムもありますが、そちらはメンバー総入れ替え後です。子供をトップソリストにするには時間がかかるし、声変わりもあるので一人が活躍できる時間は本当に短いんですね。