少年敗走記

脳みそをさらけ出すダンスホール。

思想

「亜人」終結と雰囲気漫画批判。死ぬほど見たよこの設定とキャラ付け。

本日「亜人」を最終巻まで読み終わったので感想をば。 始めに言っておきますが辛口です。と言うよりこのブログをお読みの方はお判りでしょうが私は普段から何かを手放しでほめることはありません。「ここは良かった、けどここがなぁ」といった感じの感想です…

黒執事坊ちゃんに見る理想の女性性

理想の少年 女性の理想の女性像とは少年である。 黒執事を何年も読んできて近日ふと考えた。 坊ちゃんは現代女性の現実を踏まえた上での女性の理想的な自画像であると。 今回は黒執事の少年像とジェンダーを絡めて論じていく。勿論私の勝手な考察なのでそこ…

「アナザー・カントリー」を今更観た

古き良き英国のパブリックスクールを舞台とした映画「アナザー・カントリー」を今更観てみました。アナザー・カントリーといえば同性愛のテーマがやたらと浮き彫りにされていますが、僕の印象としては「伝統に縛られた不自由な世界で若者はいかに生きるか」…

障害者はこの世に「必要」なんだよ!

そう、障害者はこの世に必要なのです。なぜ?多様性のために。多くの人々が多様性を受け入れられるようになるために。 ここでは「命は大事」とか「人の命は地球よりも重い」みたいな所謂キレイゴトを言うつもりはありません。こういう意見はなかなか頭の固い…

米津玄師「vivi」は消えるイマジナリーフレンドを歌ったものか

今回は米津玄師さんの「vivi」を分析していきます。最初に行っておきますが、以下の考察は総て僕が考えたもので本人がそうおっしゃったわけではありません。なんの根拠もないので「お前の妄想だろ?」と言われればその通りです。 この点のご了承をお願いしま…

ホームズって結局童貞なの?ゲイなの?

BBCのSHERLOCKを「シャーロック」、シャーロック・ホームズその人を「ホームズ」、と呼んで話を進めます。ネタバレあり。 子どもの頃からホームズ好きで全巻読破したのですが、映画のホームズの中でも気に入っているのがBBCのSHERLOCK。最近また見返していま…

日本の男女格差は別に男が優位なわけではない

日本の男女格差を端的に表すと、「男も女もそれぞれ別の問題で苦しみ、いがみあっている」です。 どちらも苦しんでいるという点においては平等ですねぇ。 もっと詳しく言いますと、男女とも「男はこうあるべき。」「女はこうあるべき。」に苦しんでいて、ど…

なぜ日本の景観は醜いか

今回は日本の街並みの話です。 はっきり言って、日本の街並みって美しくないですよね。 衛生の話ではありません。衛生面であれば日本の街はかなり綺麗です。パリの駅とかハンバーガーの包み紙があっちこっちに落ちてたりしますから。 でも、ヨーロッパの街並…

子連れ専用車で赤ちゃんに優しい国?逆だよ

日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか ハフィントンポストの4年も前の記事ですが、この人の言説が僕には何言ってるのかよくわかりませんでした。 日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか、というタイトルで「赤ちゃんが電車で泣いて白い目で見られるのなら子…

蟲師「雷の袂」に見る親子の形

蟲師は昔から大人向けの作品だと思っていましたが、続や続2になるにつれて世の理不尽とそれに折り合いをつけて必死に生きる人々の現実を描く話が多くなっていくように思えます。 今回は僕が蟲師で最も好きで何度も見たい話、「雷の袂」について。ネタバレあ…

木ノ葉の里の民度は良くも悪くも普通(NARUTO)

NARUTO世界に残された伏線というか、謎というものを二つばかり解き明かしてみようかと。 ・サクラは幻術タイプ ・英雄の息子、ナルトが忌み嫌われている設定 まず、サクラの方からですが、カカシの言った「サクラは幻術タイプ」というのは間違っていないと思…

NARUTO世界と現代国際社会の共通点

暁は彼ら本人の説明によると ・国家の軍備縮小に伴い戦争を請け負う組織を目指す。 ・国家の軍備が縮小され国々が軍事力を失うのを狙い、その後尾獣を暴れさせ世界を征服する。 ですが、これを現代国際社会に置き換えると 国家の軍備縮小に伴いPMC組織が拡大…

「人生にムダなことはひとつもない」読了。自分の信仰について考えてみた。

タイトル通りです。 僕はひねったタイトルつけるのが苦手なので。 僕はそもそもこういう明るい前向きな自己啓発本みたいなのは嫌いでして。 「希望を捨てなければ道は開ける!」 みたいな、いや何の証拠があるんだよ、その人がたまたまうまくいっただけじゃ…